仙台市若林区在住のポールダンサー新屋直人さん(36)が、カナダで10月3~6日に開かれたポールダンスの世界大会「2019ワールド・ポール・スポーツ・チャンピオンシップ」のポールスポーツ部門とアーティスティック部門の男子シングルでそれぞれ優勝した。2部門制覇は大会史上初という。

 ポールスポーツは技術と芸術性を競う採点競技で、アーティスティックは表現力や創造性を重視した採点基準で審査される。「特性も採点システムも違う2部門で優勝できたことはとてもうれしく、自信になった」と新屋さんは話す。

 国際ポールスポ-ツ連盟(IPSF)が主催する世界最大規模の大会に、新屋さんは全日本ポールスポーツ選手権の優勝で出場資格を得た。IPSF主催の世界大会挑戦は5年目。これまでは2位が最高だった。「集大成として臨み、ステージでは集中して演技できた」と振り返る。

 新屋さんは米沢市生まれ、青森大卒。29歳でポールダンスを始め、独学で技術を習得した。10歳から12年間の体操経験を生かしたアクロバティックな技、ゆったりとした表現力に優れ、全日本ポールスポーツ選手権で4連覇するなど国内第一人者として活躍する。

 「ルールを理解し演技構成を組み立て、丁寧に美しく表現することが大切。基礎力の底上げにつながる採点システムによってダンサーとして成長できた」

 新屋さんは優勝の達成感に浸りつつ「今後は後進の指導に力を入れ、ポールスポーツとアーティスティックの発展に貢献したい」と抱負を語った。