開幕2連勝と好調なリーグ戦の流れをつなげられなかった。後半、先制しながら終了間際の失点でドロー。試合をきっちり締めることができず、渡辺監督は「隙が出た。勝ったと思って油断したのではないか」と手厳しかった。
 リーグ戦では2戦とも1-0。ルヴァン杯開幕戦でも粘り強くリードを守りたかったが、最終盤に落とし穴が待っていた。後半ロスタイム1分、ゴール前でターレスへの寄せが甘くなり、最後は田中に豪快に決められた。金正也は「全体的にパッと(スペースが)空いてしまった。もったいない」と悔やむ。最後の最後で守備の集中力が切れてしまった。
 大岩以外は全員が今季、公式戦初先発。序盤から連係ミスや位置取りがうまくいかない場面が目立った。後半29分の先制点はジャーメインが相手選手2人を振り切り、パスを受けた西村も力強い突破でGKと1対1の好機を生かした。個々に良いプレーはあったが、チーム全体としてはかみ合わないままだった。
 ジャーメインは「試合に入りづらかった。点には絡んだが、ほかのプレーは納得できない」と課題を口にする。
 とはいえ、まだ初戦。昨季はFC東京に0-6と大敗して始まり、チーム初の4強入りまで巻き返した。「いい薬をもらったと思う。彼らはこんなものじゃない。もっとやれる」と渡辺監督。悔しさを目標の決勝進出を勝ち取るパワーに変える。(原口靖志)