3連勝を目指す仙台は、神戸の中心を担う元ドイツ代表ポドルスキの対応に全力を尽くす。個の力が高い相手をチーム力で打ち破り、復興途上の被災地に歓喜を届ける。
 世界的アタッカーを封じる。紅白戦では控え選手を「仮想ポドルスキ」に見立て、縦横無尽に動く相手を複数の選手でマーク。高精度のFKに対する守備の確認も繰り返した。
 ポドルスキは昨季途中に神戸に加入。7日のYBCルヴァン・カップ長崎戦では、劣勢からFKとミドルシュートで2点を奪ってドローに持ち込んだ。仙台は昨年7月のプレシーズン・マッチで対戦。今回出場すれば初めて公式戦で相まみえる。
 奥埜は「自由にさせるとパスもシュートもドリブルもある。チームで守りながら、1対1の局面でも負けないようにしたい」と気を引き締める。豊富な運動量が持ち味の野津田も「気持ち良くプレーさせない。たくさん走って相手の出どころを捕まえる」と燃える。
 神戸戦は昨年3月11日の対戦と同じ「復興応援試合」として行う。渡辺監督は練習後、選手に「試合ができる感謝の思いをプレーで表現しよう」と呼び掛けた。イレブンも「勝つことで(被災者の)力になれたらいい」(大岩)と呼応。闘志と特別な思いを胸に難敵に立ち向かう。(原口靖志)