フランスで行われたU-20(20歳以下)女子ワールドカップ(W杯)で、「ヤングなでしこ」こと日本が初優勝を飾りました。2011年のW杯、14年のU-17(17歳以下)W杯に続き、三つのカテゴリー全てで頂点に立った初めての国となりました。マイナビベガルタ仙台レディースからはGK鈴木あぐり選手、DF高平美憂選手が選出されて優勝に貢献しました。

 鈴木選手は左足首靱帯(じんたい)損傷のけがでメンバー入りが危ぶまれましたが、チームのドクターやトレーナーの献身的なサポートで間に合いました。「自分一人の力では無理だった。感謝しかありません」と振り返ります。

 残念ながら、出番は1次リーグ1試合にとどまり、金メダルと共に悔しさを持ち帰りました。「切磋琢磨(せっさたくま)できる仲間と練習し、優勝をつかみ取れた。このメンバーだからできたこと」と充実感もにじませます。

 高平選手は左サイドバックとして3試合に出場。準決勝のイングランド戦では先発出場し、決勝進出の原動力となりました。サブ組で練習する時間が長かった中で「どれだけ前向きに仲間を支えられるかを考えた」と言います。考え方もポジティブへと変化し「攻撃的なプレーなど自らの良さをより表現しよう」と感じるようになったそうです。

 なでしこリーグは8日のアウェー長野戦から再開します。高平選手も「リーグ戦でも勝ちにこだわって戦いたい。ゴールに向かう姿勢を見てほしい」と次の戦いを見据えていました。

 千葉泰伸監督は「帰ってきた2人はやる気に満ちあふれている。より試合に出たいと思うようになったのでは」とさらなる成長に期待を寄せます。2人を含む「ヤングなでしこ」の大半は、なでしこリーグでプレーしています。ぜひ、スタジアムで輝く彼女たちに声援を送ってください。(フリーアナウンサー)