約3カ月ぶりに再開するリーグ戦で、満を持して小野が帰ってくる。昨年10月末に左膝靱帯(じんたい)損傷の大けがで離脱。約10カ月ぶりのピッチを「試合ができる幸せと、みんなと頑張れる喜びを感じる」と心待ちにする。

 復活を遂げた背番号9がチームに落ち着きをもたらす。6日の紅白戦では右サイドハーフに入り、巧みなボール保持やDFライン裏への飛び出しで攻撃にアクセントを加えた。「ボールを持ち、落ち着かせるのが自分らしさ」。明るく話す表情は再びプレーできる喜びに満ちている。

 登録はFWだが、サイドや中盤もこなし、簡単にボールを奪われない高い技術を持つ。千葉監督が「ボールを握って相手を崩す」と掲げる攻撃的なスタイルに欠かせない。復帰戦でも「いっぱいボールに触り、みんなを生かすプレーをしたい」と貢献を誓う。

 勤務する東北放送(仙台市)では朝の情報番組を担当。チームの勝利をなかなか伝えられず、歯がゆい思いをした。「次こそは『(勝利を表す)赤いにっこりマーク』をボードに書く」。後半戦の好スタートを自らの力でお茶の間に届ける好機だ。(原口靖志)