J1仙台は6日、チーム史上最長の16季在籍したMF菅井直樹(34)=178センチ、70キロ=が現役を引退すると発表した。2月からはチームを運営するベガルタ仙台(仙台市)の地域連携課スタッフとして活動する。本人の意向により引退会見は行われない。
 菅井は山形市出身。山形中央高から2003年に仙台入りし、右サイドバックを主戦場に豊富な運動量を生かした攻撃参加でチームを引っ張った。J2だった09年には自己最多のリーグ戦49試合に出場してJ1昇格とJ2優勝に貢献。東日本大震災があった11年にはJ1でリーグ戦30試合に出場、自己最多の7得点と活躍した。
 近年は相次ぐけがなどで出場機会が減少。昨季はリーグ戦7試合出場にとどまった。通算成績はJ1でリーグ戦203試合出場、20得点、J2でリーグ戦186試合出場、20得点。YBCルヴァン・カップは31試合出場、天皇杯は18試合出場2得点。クラブを通じて「心残りはエンブレムの上に(優勝を表す)星を付けることができず、実現しても選手でないこと。この思いはこれからプレーする選手に託す。(自分は)選手としてオーバーヒートするまで走り切った」とコメントした。
 FW阿部拓馬(31)の来季の契約更新と、GK李潤〓(19)のJ3福島への期限付き移籍、マイナビベガルタ仙台レディースの村上和弘コーチ(37)、元仙台選手で鳥栖の木谷公亮コーチ(40)のコーチ就任も発表された。蔚山(韓国)から昨季加入した阿部はリーグ戦24試合出場2得点、17年に加入した李潤〓は公式戦出場がなかった。

<プレー大胆だった/仙台のコーチ、監督時代に菅井を指導した手倉森誠J2長崎監督(青森県五戸町出身)の話>
 お疲れさまでした。寡黙ながらプレーが大胆で、「何でそこにいるんだ」と周囲に思われるほどゴール前に顔を出す最先端のサイドバックだった。けががなければ、まだやれる年齢だったと思う。

[注]〓は「日」へんに「午」