「今、俺達(たち)が輝く時」「GET THE GLORY(栄光をつかめ)」…。雪が残る練習場を数々の横断幕が囲んだ。選手10人が新たに加入して大きく変革したチームへの期待の表れだ。力強い激励を背に選手たちは今季の躍進を誓い、初日としては強度の高い練習も軽やかにこなした。
 「鬼軍曹」と呼ばれた李昌燁フィジカルコーチが8季ぶりに復帰。渡辺監督が「(選手が)『ヒーヒー』言うものをやっている」と話すほどの体幹トレーニングを初日から課した。チーム在籍最長で16年目の梁勇基は「懐かしい練習ですごく疲れた」と苦笑い。昨季はリーグ戦14試合出場にとどまっただけに、厳しいメニューを乗り切り「試合に出て貢献したい」と誓う。
 新戦力もリラックスした表情を見せ、状態の良さをうかがわせる。パス回しのメニューでは、積極的に声を掛け合いながら、軽快に脚を動かした。新加入組では最年長の33歳の兵藤は「どういう選手か分かってもらえるよう自分から他の選手に話し掛け、一人一人のプレーの特徴も把握したい」と力を込める。
 14日からのキャンプに向け、まずは地元で土台となる基礎体力を養うとともに新旧選手の融合を図る。「チームが一つにならないと結果は出せない。いいコミュニケーションを取っていきたい」と梁勇基。サポーターの熱い思いを力に、新生ベガルタの旅路が始まった。(佐藤夏樹)