レギュラーは譲らない。DF大岩が並々ならぬ決意でキャンプに臨んでいる。J2千葉から移籍した2016年以降、リーグ戦ほぼ全試合出場の実績を誇るが、今季は元モザンビーク代表のDFシマオマテが加入して競争が激化。打ち勝つため、力強い守備だけでなく攻撃でも持ち味を出そうとしている。
 1次キャンプ最終日の29日、J2長崎との練習試合(45分×3回)。2回目途中からシマオマテに代わって出場、定位置の3バック中央で最終ラインを統率し、1-0での無失点勝利に貢献した。
 タックルで相手の攻撃を止めるだけでなく、前線に長い縦パスも供給。「中央をみんなで閉め、ラインの上げ下げを意識した」と振り返りつつ、「できたこともあれば…、という感じ」と満足していない。
 仙台に加入した16年はリーグ戦33試合、17年は全34試合に出場。3人制の主将の一人を担った18年も一発退場による出場停止を除く33試合に出場し、チーム最長の2967分間、ピッチに立った。縦横無尽の活躍にも「プレーや仲間を引っ張ることなど、全然やり切れなかった思いがある」。強い責任感でチームに欠かせない守備の要を担う。
 レギュラーを争うシマオマテは、スペイン1部のレバンテで4季プレーした実力者。長崎戦でも先発し、空中戦や球際の強さを発揮するなど存在感を示した。「しっかり挑戦者として臨まないといけない。良いところを盗みながらやりたい」と闘志を燃やす。
 今季で30歳を迎える。1次キャンプでは、居残りで若手やコーチ陣と左右の足で交互に素早くボールを止めて蹴る練習を重ねた。「技術をもっと上げないといけない」と向上心を忘れない。(原口靖志)