「核になる選手が抜けて、新卒でずっと仙台にいる選手が少なくなった。だからこそ、そこに価値があると思う」。大卒7季目のDF蜂須賀は熱く語る。
 下部組織で育ったMF奥埜がC大阪へ移籍し、仙台一筋16年でチーム最古参だった菅井直樹さんが昨季限りで引退。仙台は今季10人を新たに迎え入れ、顔触れはがらりと変わった。裏を返せば、クラブの歴史を知る選手は貴重な存在だ。
 「新しい選手と(意見を)すり合わせ、自分がチームを引っ張るつもり」。キャンプでは新加入選手に積極的に話し掛け、練習の雰囲気づくりにも気を配る。
 新人の頃、目標とする選手には当時選手会長、DF渡辺広大(J3群馬)を挙げていた。統率力があり、明るい性格でムードメーカーの役割もこなす。サポーターから愛された背番号3の姿を見ながら、ピッチ内外でプロとしての心構えを身に付けてきた。
 コーチ時代から指導を受けている渡辺監督からは「チームを鼓舞する存在」と評価されている。プレーに派手さはないが、蜂須賀の存在感は日に日に高まっている。(剣持雄治)