仙台の攻撃がどうにも決まらない。強豪の鹿島をリズム良く攻めてゴールに迫りながら、終わってみれば2戦連続のノーゴール。アウェーでは4連敗と悪い流れが止まらない。
 先制の逸機が響いた。前半16分、ハモンロペスが低い左クロスを供給。フリーで受けた松下のシュートは相手守備に阻まれ、こぼれ球を拾ったジャーメインが放ったボレーシュートもゴールを外れた。ジャーメインは「決めるだけだった。ミートできなかった」と言葉少なだった。
 左サイドで多くの好機を演出した。ハモンロペスや石原崇が連係して敵陣深くに侵入。鹿島は後半、相対するDFを替えて対応してきたが、仙台はクロスを上げ続けた。しかし、中央で待つ味方に合わない。石原崇は「もう少しチーム全体で意思疎通しないといけない」と課題を口にする。
 スコアを動かせず、試合の主導権は鹿島に傾く。後半21分、左CKから先制点を献上。渡辺監督は梁勇基と道渕を相次いで投入したが、流れを取り戻すことはできなかった。
 悔しい2連敗で既に今季6敗目。苦境が続く中だが、サイドで数的有利をつくって攻める仙台の得意な形は戻りつつある点は光明か。「我々が必要なのは勝ち点。どれだけ良いプレーができても、一切報われない」と渡辺監督。ホームに戻る次節のG大阪戦で今度こそ結果を出したい。(斎藤雄一)