今夏に新加入したミレイニカブラルが「手本」とするチームメートに刺激を受けている。前節のINAC神戸戦で、LAギャラクシー(米国)から共に移籍したジョーダンマラダが劇的な決勝ゴールを挙げた。奮闘をベンチで見守ったミレイニカブラルは、日本デビューに向けて「できるだけシュートを多く打ちたい」と後に続く決意を固めた。

 4日の紅白戦。ミレイニカブラルは持ち前のスピードとパワーを生かし、前線から素早く相手の裏に抜け出て力強いシュートを放った。「多くのチャンスを生み出したい」と意気込む。ただ、周囲との連係の浸透はまだ途上にある。練習後には同じFWの有町と長く話し込んでいた。

 ブラジル出身。米国では大学に通いながらアマチュア選手としてプレーし、仙台で初めてプロ契約を結んだ。新天地で頼りにするのが7歳上のジョーダンマラダ。デビュー戦となった前節の活躍に「一緒に長くプレーしてきたので、決めてハッピー。2人にとっての成功だ」と喜ぶ。

 日本の生活にも慣れてきたという。大好物は仙台発祥とされる冷やし中華。「米国にはない細い麺がおいしくてエナジーになる」と練習前に食べるほどだ。

 出場すれば、プロデビュー戦にもなる。「緊張するけど楽しみ」。杜の都の名物で得たパワーを発揮する時を待つ。辛島監督は「(ジョーダンマラダに続いて)自分も活躍したいという気持ちがあると思う」と相乗効果に期待する。(今愛理香)