プロ野球東北楽天に13年間在籍し、今オフにヤクルトへ移籍した嶋基宏捕手(34)が30日、J1仙台の試合会場を訪れた。試合後にあいさつに立ち、仙台サポーターらに別れを告げた。競技の違いを超え、スタンドからは「嶋コール」が沸き起こった。

 親交のある仙台のMF関口訓充(33)のユニホームを着てピッチに立った。冒頭に「サポーターの皆さん、初めまして嶋です」と笑いを誘った。「来季はベガルタの優勝、僕が移籍するスワローズ、そしてイーグルスが強くなるように熱い声援をよろしくお願いします」と呼び掛けた。

 中学時代の恩師もサプライズで登場した。「仙台の人に見せましょう、嶋基宏の底力を」。東日本大震災直後に行った本人のスピーチの言い換えで激励され、感慨深げだった。

 11月24日にあった東北楽天のファン感謝祭では公式プログラムではなく、お笑いコンビ、サンドウィッチマンに呼ばれてメッセージを伝えた。ユアスタ仙台に設けられた場で仙台、東北のファンに思いを語り、「非常にありがたいこと。また次から頑張ろうという気持ちになれた」とすがすがしい表情を浮かべた。