「ハッピ バースデー トゥユー」
19日の練習後、ベガルタ仙台のクラブハウスに誕生日を祝う歌声が響きました。メディアから贈られた「似顔絵ケーキ」を前に頬を緩めたのは、今季からチームの指揮を執る木山隆之監督。一日遅れで48歳を祝うサプライズが行われました。
「似てるね!でも実物はもっといい男でしょ」とにっこり。マスコットキャラクター「ベガッ太さん」のチョコレートプレートに手をのばすと、続いて生クリームをパクパク。そして「これですよ!」と、とびきりの笑顔を見せたのがイチゴをフォークに取った瞬間でした。
「死ぬ前に何が食べたいかと聞かれたら、間違いなくイチゴですね」と、続けて赤い果実を頬張った監督。どうやら甘いものに目がないようです。

 そんな甘党の木山監督ですが、指揮官として選手たちを見る目はもちろん甘くはありません。

 リーグ開幕に先駆けて行われたルヴァン杯浦和レッズ戦(16日)は2-5での大敗。J1開幕戦となる名古屋戦へ向けたミーティングでは課題を修正すべく、選手たちへ厳しい言葉を投げ掛けたそうです。
「ダメなものはダメとはっきり言ってくれる。要求もわかりやすいです」(MF石原)
「厳しいことを言う。もう清々しいほどですね。でも、はっきりと言ってくれて良かったです」(DF蜂須賀)
「(木山監督は)練習試合から結果にこだわっていて、誰より負けることを悔しがる。キャンプでは勝利への執着心を植えつけられてきました。こういうところは、ピッチの上のプレーひとつひとつに現れてくると思います」(MF佐々木匠)

 監督のダメ出しは勝利のため。選手たちもしっかりと受け止めて次の試合を目指しています。
「36歳で初めて監督になって、やっとJ1の舞台にたどりつきました。勝つことも大事だし、チーム全員で充実して、ベガルタでプレーすることを喜びに感じられる一年にしたい」と新シーズンへの抱負を話す監督。

 19日には「アグレッシブな姿勢を教えてくれた木山さんと、もう一度サッカーがしたい」と昨年J2モンテディオ山形で指導した愛弟子のDF柳貴博選手が加入。誰よりも「木山サッカー」を理解する存在も、新たなステージに向かう恩師を支えます。

 今年のJリーグ開幕戦、名古屋グランパス戦は22日(土)、14時キックオフ。ユアテックスタジアム仙台をゴールドに染めて、新しい仙台を後押ししましょう。(村林いづみ)


<ベガモ>とは
 2019年12月でサービスを終了したベガルタ仙台サポーター向け携帯モバイルサイト「ベガルタ☆モバイル」(ベガモ)の略称。2020年からは河北新報ニュースサイト上でコラムなどを掲載します。(不定期)