異例の取材で意外な出会いが待っていた。新型コロナウイルス感染拡大により非公開練習を続ける仙台は、17日に無料通信アプリを使った形で報道陣の取材を解禁した。慣れない手法で煩わしさを感じた一方、思わぬ成果も。わずかな時間だが、シマオマテと元仙台選手で昨季限りで現役引退した田村直也さんの初対談が実現したのだ。

 2人は仙台で背番号23をつけ、代理人も同じだが、なかなか接点はなかった。現在はサッカー解説に携わる田村さんと打ち合わせ中、クラブからシマオマテの取材開始の連絡があり、スマートフォンをつないで田村さんにも参加してもらった。

 画面を通じ、田村さんは現在の練習での取り組みなど積極的に質問。「宮城の人々に勇気を届けられるよう、これからも頑張ってください」とエールを送ると、シマオマテも「サンキュー」と笑顔で返した。

 通話を終えて「同じ背番号の選手の活躍がうれしい。ファンなのでユニホームを買おうかな」とにっこり。解説者らしく「ビルドアップを覚えれば最強の選手になる」とさらなる進化にも期待した。厄災が終息し、新旧「23」が向き合って対談する姿を早く見たい。(原口靖志)