東北電力が岩手県内の送電鉄塔工事で社内基準値を超えた基礎の寸法を基準値内に改ざんしていた問題で、同社は23日、2014年4月に工事検査した山形市内の上ノ山線の鉄塔1基でも改ざんがあったと発表した。同日、経済産業省に報告した。
 今年1月、当時の山形技術センターの社員から申し出があり、検査時に基礎の寸法を基準に収まる値内に直したことが発覚。社員は「工程を優先した」と話しているという。当時の超過幅は不明だが、現在も基準値を最大6ミリ超過している。
 東北電は、超過時は総括責任者に報告を義務付ける再発防止策もまとめた。今月19日付で岩手県内の鉄塔6基で改ざんに関与した社員を含む7人を処分、田苗博副社長ら役員2人を厳重注意とした。
 東日本大震災後に建てた鉄塔約2000基を対象にした追加調査では、152基390カ所で基準超過があったが、山形以外で改ざんは確認できなかった。