北秋田、仙北両市を結ぶ第三セクターの秋田内陸縦貫鉄道は、2017年度の訪日外国人旅行者(インバウンド)の団体客が2万人を超えたと発表した。1989年の全線開業以来初めて。年度末までにさらに約2000人の利用を見込む。
 2万人超えを達成したのは2月16日で、台湾と韓国の計3団体の約100人が乗車した。2万人の内訳は約9割が台湾で、韓国、タイ、中国、マレーシア、オーストラリアからも利用があった。
 インバウンド団体客は2009年度に誘致を始めて以降、東日本大震災直後の11年度を除いて増加。15年度は8662人、16年度は1万5526人と、直近の3年で2倍以上に増えた。
 紅葉の秋、樹氷の冬に加え、春や夏の利用も増えている。沿線の人口減少と高齢化で通勤通学客は最盛期の3分の1に落ち込んでおり、観光客は重要な収入源になっている。
 斉藤伸一運輸部長は「海外から人気がある鉄道をPRし、国内の観光客増につなげたい」と話す。