魚食文化や新しい食のライフスタイルを考えるイベント「八戸ミライトーク」が4日、八戸市の八戸ポータルミュージアムはっちなどで開かれた。八戸工大感性デザイン学科の学生が、「フードと風土のリデザイン」と題して魚食の事業モデルを提案した。

 イベントは、市内の水産業関係者有志でつくる「八戸ハマリレーションプロジェクト」の主催で、八戸工大などと共同開催した。
 同学科の2年生約25人が、「魚食文化への愛をつくる」をテーマに授業などで魚食や漁業の現場を学び、文化拡大に向けて考えた事業を発表。鮮魚店と協力した「みそ汁バー」や、サバの新キャラクターを使った情報発信など七つを提案した。
 斗沢愁さん、鈴木宏宗さん、河村知邑(ちさと)さん=いずれも(20)=、工藤陽南子(ひなこ)さん(19)のグループは、八戸の文化の一つ、銭湯の前で曲を流しながら魚を使ったパンを移動販売する事業を考案。パン屋の協力でブイヤベースを生地に練り込んだピザなどを作り、会場で販売した。
 斗沢さんは「今のところ大成功だが、移動販売はこれから。銭湯の前が難しければ、朝市での販売を実現させたい」と話した。
 担当する同学科の横溝賢准教授(情報デザイン)は「何もないところから行動を起こせる学生が育ち、一人でも地元に残るきっかけになればいい」と語った。