秋田県仙北市の「たざわ湖スキー場」を運営する第三セクターや秋田県などで構成する協議会が、スキー場外に立ち入る際のルールを定めた。雪山を滑るスキーヤーやスノーボーダーが増えていることを受けた措置で、日本語版と英語版を作った。県内では初めて。
 ルールは3項目。第1項でスキー場外への立ち入りを原則禁止とした上で、第2項で(1)事前に届け出ること(2)スキー場外に出る場所を守ること(3)雪山に対応した装備を携行すること-を立ち入りの条件にしている。第3項には利用者の責任や捜索費用を明記した。
 スキー場外への立ち入りに必要な「バックカントリーエリアパス」の申請書に代表者と同行者の氏名や緊急連絡先、行動予定、装備などを記載してもらう。提出と引き換えにパスを無料で渡し、有料のリフト券などと共に身に着けてもらう。
 同スキー場を訪れたインバウンド(訪日外国人旅行者)は昨年度、団体だけで2176人に上り、349人だった2015年度の6倍以上に急増した。パウダースノーを求め、木立の間を滑る「バックカントリー」などが人気を集める。
 従来の登山届は夏山向けの項目が多い上、滑走が目的のスキーヤー、スノーボーダーは記入しない人が多かった。協議会の千葉正志事務局長(63)は「外国のお客さまも増えてきた。ルールを守り、より安全に楽しんでほしい」と話す。