地域の指定避難所となっている体育館に1泊して避難場運営を体験する「冬季防災キャンプ」が、秋田市の日本赤十字秋田看護大・短大で行われた。両校のほか、秋田大、国際教養大、秋田県立大の学生と仁賀保高(にかほ市)の生徒合わせて約60人が参加した。
 雪が降り積もり、氷点下に冷え込む厳冬期の大規模災害を想定して実施。電気やガスが使えず、石油ストーブも台数や燃料が足りない場合の対応を探った。
 学生たちは避難者が過ごす場所として体育館に催事用やキャンプ用のテントを設営。内部の保温効果を高めるためテントの周囲を段ボールで囲った。体温が奪われにくいようにごみ袋を着るなど、体調を崩さない工夫を重ねた。
 防災キャンプは東日本大震災以降、看護短大の及川真一助教が継続的に実施し、学生が運営を担っている。参加した看護大2年の佐々木晴菜さん(20)は「限られた資材をどう配置するかなど、みんなで意見を交わした。寒さや床の痛さは体感すると記憶に残る」と話した。