11日に始まる大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)に向け、現役続行を決めて幕内から陥落し西十両筆頭となった豪風(たけかぜ)関(38)=北秋田市出身=に地元・秋田県内から激励の声が上がっている。1月の初場所で5勝10敗と負け越して進退に悩んだだけに、高校時代に指導した恩師は「気負わず自分の力を発揮してほしい」とアドバイスを送る。
 「豪風旭関を応援する会」事務局長で旅行会社経営の畠山兎久市(とくいち)さん(73)=北秋田市=は年3回、両国国技館への大相撲観戦ツアーを企画する。初場所の豪風関は「力が少し入っていない感じがした」と振り返る。「十両筆頭ならば、早期の幕内復帰も可能ではないか。東京五輪まで続けてほしい」とエールを送る。
 金足農業高相撲部監督として3年間指導した県職員伊藤淳さん(48)は、今も豪風関と連絡を取り合う。1月末に本人から「厳しい時間を過ごしています。しっかりと考えて答えを出したい」とのメールが来ると、「悔いのない答えを出してほしい」などと返信した。番付が発表された2月26日には、初心に返るよう電話で助言した。
 伊藤さんは「30歳を過ぎてからは技の円熟味が増した。地力が落ちているのは否めないが、ベテランならではの取り口で若い人をどうさばくかが楽しみ」と春場所開幕を心待ちにする。