農産物加工会社「なんぶ農援」(青森県南部町)は10日、地元産の渋柿「妙丹柿」を使った酢「妙丹柿酢」を発売する。青森県弘前市の醸造会社「カネショウ」、弘前大と共同開発した。醸造酢(275ミリリットル、1080円)と、くだもの酢(同972円)の2種類。弘前大の研究で、普通の穀物酢に比べ、病気の原因となる活性酸素を消すポリフェノールなど抗酸化物質を多く含むことが分かった。
 なんぶ農援の岩間正雄専務は8日、弘前大で記者会見し「渋さを抜くまで苦労したが、まろやかな味になった。くだもの酢はドリンクに、醸造酢は料理に使うなどして楽しんでほしい」と話した。
 妙丹柿は濃厚な味が特長で、主に干し柿として約50トンが市場出荷されている。250年以上前、参勤交代途中の南部藩主が、会津地方から持ち帰ったのが栽培の始まりとされる。青森市のA-FACTORYや八戸市のカネイリミュージアムショップなどで販売。連絡先はなんぶ農援0178(75)1013。