地域観光を盛り上げようと、岩手県陸前高田市の気仙大工左官伝承館で市民有志がこの冬、閉館時間後の特別イベント「りくぜんたかた冬あそび」に取り組んできた。最終回は10日。幻想的な明かりで、来場者を温かく迎える。
 冬あそびは午後4時の閉館後、いろりの煙が立ちこめる伝承館の母屋で合唱や演奏を楽しんだり、郷土食を味わったりする。館長の武蔵裕子さん(57)は「昼間とは違う伝承館を見てもらいたい」と話す。
 気仙大工は気仙地方を拠点とする大工の集団。高度な技術で民家のほか神社仏閣の建築や精巧な建具作りを手掛け、全国に知られた。木造かやぶきの母屋は明治初期の農家を模した。
 入場無料。連絡先は伝承館0192(56)2911。