東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県宮古市田老地区で被災者の憩いの場となっていた高齢者向けサービス施設「田老サポートセンター」が閉鎖されることになり、お別れ会があった。利用者ら約70人が思い出を語り合った。
 閉鎖は隣接する仮設住宅団地が今月末に退去期限を迎えるのに合わせた措置。自宅を再建した後も毎日通っていた扇田貞一さん(76)は「センターのおかげで楽しく元気に過ごせている。事情は分かるが寂しい」と語った。
 センターはシンガポール政府が約7000万円で建設し、岩手県に寄付した。スタッフ4人が常駐し、被災者の交流拠点になっていた。市介護保険課の担当者は「住宅の再建も進んでいるので今後は新しい町でのコミュニティーづくりを支援したい」と話す。
 お別れ会は5日にあった。