東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市で10日、若者有志のライトアップイベント「高田に輝(ひかり)の花を咲かせよう」があり、かさ上げした中心市街地が復興を願う光に包まれた。
 発光ダイオード(LED)のキャンドルライトなど約600個が点灯。昨年4月から少しずつ増えた店舗の明かりとともに街を優しく照らした。
 イベントは2014年3月、真っ暗な旧市街地を明るくしようと始まった。かさ上げ工事で立ち入ることができなくなってからは別の場所で続けた。消防団活動中に犠牲になった菊池勇輝さん=当時(25)=の同級生らが中心となり、イベント名に1字を入れた。
 有志の一人で中心市街地にカフェを開店した市内の熊谷幸さん(32)は「建物が立ち並び、かつてのように街の光が当たり前になるといい」と話した。