福島県の追悼復興祈念式は福島市の県文化センターで行われ、参列者約760人が東日本大震災犠牲者の鎮魂や東京電力福島第1原発事故からの復興を願い、手を合わせた。
 内堀雅雄知事は「福島の復興はいまだ途上。さらに前進させ、先人が築き上げてきた郷土の誇りを取り戻す」と式辞を述べた。
 遺族代表の南相馬市小高区の渡辺栄三さん(69)は共に暮らしていた義母キクヱさん=当時(81)=を津波で亡くし、原発事故で避難を強いられた。「自分たちだけでは整理できない難題が山積している。人に未来と英知がある限り、全世界の人たちと協力して復興に取り組む」と語った。
 最後に、会津高合唱部の生徒48人が献唱。部長の2年渡部蒼(あおい)さん(17)は「自然と心が元気になれるよう思いを込めて歌った」と話した。