福島県警は11日、福島県浪江町など県沿岸部の14カ所で、東日本大震災の行方不明者の特別捜索を実施した。消防団員らを含む約400人が、くわなどを使って不明者の手掛かりを捜した。
 浪江町は31人が行方不明のまま。県警や福島海上保安部などの約60人が請戸地区で活動に当たった。請戸川の河川敷では衣服や手袋などが発見された。
 二本松署の遠藤宏巡査部長(56)は「手掛かりを一つでも見つけたい」と強調。浪江町に隣接する出身地の双葉町は、東京電力福島第1原発事故による全域避難が続く。「退職後は古里の近くに戻り、復興の力になりたい」とも語った。
 県警の松本裕之本部長は「震災から7年。捜索の条件は悪くなっているが、継続して一人でも多く家族の元へ帰したい」と話した。
 県警によると、震災による県内の行方不明者は10日現在で196人。