東日本大震災で殉職した消防団員9人の顕彰碑が11日、福島県南相馬市原町区で除幕された。消防関係者ら約240人が参列し、住民への広報、避難誘導に尽くした功績と勇気をたたえた。
 9人は津波にのまれたとみられる。碑の建立に向けて地元消防団などが2015年に実行委員会を組織し、用地選定を進めていた。費用は団員、企業の寄付金で賄った。
 顕彰碑には南相馬市長による碑文に加え、9人全員の名前が刻まれた。
 除幕式には遺族も参列した。犠牲者の一人、浜名淳一さん=当時(42)=の父紀雄さん(74)は「本人も責任を果たして満足しているだろう。碑を見た人が息子の存在を気に留めてくれたら幸い」と話した。