灯籠をともして東日本大震災の犠牲者を悼む「祈りの灯火(ともしび)2018」(盛岡広域首長懇談会主催)が11日夕、岩手県盛岡市の岩手公園などであった。参加者は灯籠の明かりを見つめて復興への思いを新たにした。
 灯籠約1万個は岩手県内外の小中学生や企業、ボランティアが牛乳パックで手作りした。点火すると「みんなでがんばろう」「忘れない」などのメッセージが大きく浮かび上がった。
 種火は陸前高田市の気仙大工左官伝承館にある「3.11希望の灯(あか)り」から分灯。マラソン大会出場歴のある遠野市の僧侶江本英卓(すぐる)さん(35)が2日がかりで約180キロを走破して運んだ。
 陸前高田市の知人を津波で亡くした盛岡市の会社員吉田康太郎さん(45)は「何年たっても忘れることはない。内陸からも思いを伝え続けたい」と話した。