地域連携型農業の可能性を探るセミナー(宮城大地域連携センター主催)が9日、仙台市青葉区の仙台商工会議所であり、東北の若手農業者3人が実践事例を報告し、意見を交わした。

 潟上市の「ファームガーデンたそがれ」園主の菊地晃生さんは、都市生活者に田畑を貸し出し、多様な農業体験を提供する「たそがれ野育園」の活動を紹介。「農作業は一人ではできない。地域とのつながりが欠かせない」と強調した。
 鶴岡市で農家レストラン「菜ぁ」を営む小野寺紀允さんは、来店者の傾向を地元客が比較的多いと分析。「鶴岡にいて地元の農産物を買うことが意外に難しく、地元の野菜を食べられる店も少ない」と指摘した。
 名取市でセリを生産する三浦隆弘さんは最近のセリ鍋人気に触れ「ブームで広がって構わないが、うまいセリは産地の仙台でしか食べられないという状況は堅持したい」と語った。