J1仙台は13日、YBCルヴァン・カップ(ルヴァン杯)1次リーグA組第2節のアウェー横浜M戦(14日19時30分・ニッパツ三ツ沢球技場)に向け、仙台市泉サッカー場で約1時間半、最終調整した。
 セットプレーの動きを確かめた後、リーグ戦から主力組を大幅に入れ替えて紅白戦を実施。3トップ中央のFWジャーメインが豊富な運動量でプレスをかけ、ボランチに入ったDF板倉は積極的に攻め上がった。3バックはDF常田が中央、MF椎橋が左に入り、互いの連係を確認した。
 仙台は開幕のホーム新潟戦で1-1と引き分けた。横浜Mはリーグ戦で1分け2敗と不調だが、ルヴァン杯では前節FC東京戦で勝利を収めている。
 渡辺監督は「前線の選手がそれぞれの良さを出せば相手は嫌がる。不必要なバックパスはせず、シンプルに前に送る」と語った。

<椎橋、3バックで先発濃厚>
 20歳の椎橋がルヴァン杯に開幕から2戦連続で先発しそうだ。7日のホーム新潟戦ではボランチだったが、今回は3バックの左に入る見込み。「ポジションが変わっても意識を変えることはない。したたかにゲームを運べればいい」と静かに闘志を燃やす。
 右の金正也、中央の常田と最終ラインを組んだ実戦練習では「ボールの奪いどころを選手間で統一できている」と手応えがあった。「うまくいかない時間も想定し、悪いなりにでも勝ち点を取る」と頭は冷静だ。
 攻撃面の貢献も忘れない。「リスクを負わず、割り切って考える。(相手守備ラインの)背後に一発でパスを出したい」と好機をうかがう。

<シュミット、実戦練習に復帰>
 リーグ戦の開幕直前に負傷し、別メニューで調整していたGKシュミットが今週から実戦練習に復帰した。13日の紅白戦では野津田のミドルシュートをセーブし、ジャーメインの折り返しをクリアするなど、反応もまずまず。「まだ慣れていないが、感覚はすぐに戻ると思う」と語る。
 横浜M戦でのベンチ入りを視野に「仮に出場機会があれば、無失点で勝利することだけを意識する」と心構えはできている。
 戦列を離れる間、チームはリーグ戦を含め2勝2分けの好スタート。「最初は悔しくて喜べなかったが、今はいい雰囲気で復帰できることがありがたい」。明るい表情が戻ってきた。