国の重要無形民俗文化財の黒川能が伝わる山形県鶴岡市黒川地区の春日神社で3日、20年に1度の式年祭があり、衣替えした「王祇(おうぎ)様」が披露された。
 王祇様は長さ3メートル弱の3本の杉の棒と白布から成り、毎年2月の王祇祭で神霊を宿すシンボル。神社を境に地区を二分した上座と下座にそれぞれあり、頭部に毎年、紙を巻いていく。式年祭に合わせて神職が非公開で1週間ほどかけ、20年分の紙を替えるしきたりになっている。
 式年祭では氏子が衣替えした王祇様を社殿内に運び込んだ後、舞台で弓舞や獅子舞を披露。さらに境内を3度巡回し、新たな姿を地区の住民や観光客にお披露目した。
 式年祭の前にあった毎年の例大祭では、能「岩船」など3演目が上演された。