東日本大震災で津波被害に遭った福島県南相馬市原町区萱浜地区で、菜の花畑の迷路が家族連れでにぎわっている。ゴールした子どもにはプレゼントを贈呈する。無料開放は6日まで。
 地元の農業上野敬幸さん(45)が2013年に始めた。今年は2.2ヘクタールに2種類の迷路を整備した。
 上野さんは津波で両親と子ども2人を失った。「何も無くなった被災地に笑顔になれる場所を」と、11年秋に種をまいた。畑は今年、12ヘクタールまで広がった。
 子どもたちが高さ1.3メートルの花の迷路を元気に走り回る様子に、自然と顔がほころぶ。「笑顔の自分を見て、天国の家族に安心してほしい」と上野さん。来年以降も菜の花栽培と迷路づくりを続けるつもりだ。