紅花の里で知られる山形市高瀬地区で20日、小中学生対象の体験イベント「高瀬にべにっ子大集合」が初開催される。綿の白生地を紅花で染め、こいのぼりを作る。山形青年会議所(JC)が紅花文化を次世代に伝承しようと企画した。スタッフは「紅花は見て、染めて、食べてよし。幅広い魅力に触れてほしい」と張り切っている。
 高瀬紅花ふれあいセンターを会場に、子どもたちが専門家の指導で紅花染めを学ぶ。ピンク色に染め上げた綿布をこいのぼり(全長約90センチ)にし、約150匹を村山高瀬川に掲げる。昼食は地元の高瀬地区婦人会が、紅花で色付けしたおにぎりや漬物、紅花若菜の煮物などを振る舞う。
 紅花栽培が盛んな高瀬地区は、見頃の7月に「山形紅花まつり」が開かれ、アニメ映画「おもひでぽろぽろ」(1991年)の舞台にもなった。
 山形JCの向田竜也次世代開発委員長(37)は「若い世代が紅花に親しむ機会が減っている。地域に愛着を抱くきっかけになるといい」とイベント開催の狙いを語る。高瀬地区婦人会の斎藤照子会長(67)は「健康食としても注目される紅花料理と、豊かな自然を楽しんでほしい」と話す。
 午前10時開会。参加無料。定員150人で、事前申し込みが必要。上履き、エプロンを各自持参する。連絡先は山形JC023(632)8665。