山形県村山総合支庁と沿線の天童、東根両市でつくる「関山街道地域間交流推進会議」が、宮城、山形両県を結ぶ関山街道(国道48号)の歴史や役割を山形県側から紹介する冊子「近代歴史の道 関山街道」を作製した。推進会議は「写真や図を多用するなど工夫した。地域の魅力を見直すきっかけにしてほしい」と話している。
 県境をつなぐトンネル、関山隧道(ずいどう)の開通(1882年)で険しい峰を渡らずに済むようになり、物流の幹線へと発展する街道の歩みを解説。大型車が通行可能になった1937年の隧道拡張を経て、68年に現在の関山トンネルが開通するまでを時系列でたどる。
 明治期の功労者に光を当てたのが特色だ。隧道を整備した初代山形県令・三島通庸をはじめ、隧道建設を働き掛けた地元の村長、当時の街道や隧道を記録した洋画家や写真師の業績を伝える。
 総合支庁の職員が山形側から隧道を目指し、実際に歩いた体験記も掲載。天童、東根両市にまたがる水晶山(668メートル)や、街道に多く残る歴史遺産についても詳しく説明している。
 A5判、24ページ。無料で配っている。連絡先は県村山総合支庁023(621)8353。