小野寺五典防衛相は15日の閣議後記者会見で、2023年度の導入を目指す地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備先として、秋田、山口両県を検討していることを明らかにした。具体的な候補地を挙げたのは初めて。

 小野寺氏は「配備候補地に関する最終的な検討調整をしており、候補地になると考えられる秋田、山口両県などの地方自治体に説明を行う日程確認の連絡をしている」と述べた。住民説明会の開催については「自治体との協議の中で検討する」と語った。
 東北防衛局は14日、秋田県に対し近く説明に訪れる旨を伝えた。佐竹敬久知事は、防衛局からの連絡を明らかにした上で地元説明会の開催を求めた。政府は本年度当初予算で、基本設計費や候補地の地質測量費として7億円を計上。秋田市の陸上自衛隊新屋演習場、山口県萩市の陸自むつみ演習場の2カ所を候補地として検討している。
 小野寺氏はまた、航空自衛隊三沢基地(三沢市)に1機が配備されているF35A最新鋭ステルス戦闘機について、15日に1機、26日に5機を追加配備する計画を示した。「本年度中にさらに3機配備し、計10機態勢となる。周辺国が航空戦力の近代化、増強を急速に進める中で大きな意義がある」と語った。