三重など5県を舞台にした全国高校総合体育大会(東海インターハイ)が26日、始まる。8月20日まで開催される高校スポーツ夏の祭典に、東北からも多くの高校生アスリートが出場する。中でも大きな活躍が期待される競技の有力校3校を紹介する。

 山形中央の陸上部は女子の短距離と男子の跳躍が充実期を迎えている。昨年の全国高校総体(インターハイ)女子200メートル女王の青野朱李をはじめ、100メートル障害の阪希望、男子三段跳びの松田基ら男女15人が計13種目に出場する。
 「昨年のインターハイ決勝は1位を取ろうと考えていなかった。気持ちで負けていた」。2年の阪は7位だった昨年を振り返り、自信を持つ大切さを強調した。
 走力とハードリングの高い技術が持ち味だ。6月の東北高校大会は昨年インターハイ3位の茨木凜(山形・九里学園)4位の及川優花(宮城・柴田)に敗れたが、実力は近接している。
 「体の状態が良ければ勝てる。今年は全体のレベルが高いが、昨年の経験を生かし、予選から全力で走りたい」と気を引き締める。
 青野の調子も上向きだ。ピッチの速さと大きなストライドを武器に、5月の山形県高校総体は日本歴代9位の23秒61をマーク。今大会は100メートル、200メートル、400メートルリレーの3冠を狙う。「もっと良い記録を出すためにも、インターハイを成長の舞台にしたい」と高みを見据える。
 女子400メートルリレーは46秒91で東北高校大会を制した。インターハイはけがから復帰した3年酒井栞菜を加えたベストメンバーで優勝を目指す。
 男子は跳躍種目の活躍に注目が集まる。三段跳びの松田は県高校総体で今季高校ランキング2位の15メートル57を出し、東北大会も15メートル42の大会新記録で優勝。昨年のU18日本選手権棒高跳びを制した石川星河は5メートル01の記録を持つ。
 昨年5位だった松田は「助走をしっかりできれば記録が出る感触がある。今大会は16メートルを跳んで優勝する」と力を込める。(岩崎泰之)