ダンスを通じて地域とのつながりを深めようと、仙台市泉区の仙台白百合学園高の生徒らが8月25日、「紫山ダンスフェスタ2018」を初めて開いた。スクールバスなどで学校と自宅を往復する生徒が多く、地域との交流を求める声が上がった。2年前から開いている「紫山音楽フェスタ」に続くイベントに育てたいと意気込んでいる。
 生徒有志による実行委員会が主催。高校のチアガール部や仙台白百合学園中の新体操部が、学校のホールでパフォーマンスを披露。ダンスを学ぶ小学生や地域のよさこいチームも参加した。約230人が来場し、生徒らと親交を温めた。
 出演した日本舞踊「絵川流美乃国会」の師範、田中国代さん(77)=泉区=は「近くに住んでいるが、学園に入ったことがなかった。舞踊を披露できてとてもうれしい。次回もぜひ参加したい」と話した。
 生徒有志は学校周辺の住民との交流を目的に、2016年から毎年4月、音楽フェスタを開いている。徐々に出演者が増えるなど、地域に定着しつつある。
 学園の幼稚園児や中高生の多くは、スクールバスや保護者の送り迎えで通学するため、登下校時や放課後に地域とのつながりを持つことは少ないという。この春、生徒の中から「さらに交流を深めるため、ダンスのイベントを開きたい」との声が出た。
 実行委員長の白百合学園高3年津田美羽さん(17)=泉区=は「普段はスクールバスで通っており、住民と話す機会はほとんどない。イベントでは出演した団体の人に声を掛けてもらうなど、地域の優しさや温かさを感じることができた。今後も交流を続けていきたい」と話した。