◎「SUPER GOOD」を7月オープン 佐藤潔さん(56)

 ソウルの帝王と言われ、12年前に亡くなった米歌手ジェームス・ブラウン(JB)をはじめとした米国の黒人発祥音楽(ブラックミュージック)のレコードやCD約3000枚が店奥の棚を埋める。
 貧しい家庭に生まれ、歌とダンスで世に頭角を現したJBに敬意を込め、「ミスター」と呼ぶ。「公式に販売されたミスターの全音源がそろう。このコレクションを多くの人に楽しんでもらいたい」
 長年の会社員生活にピリオドを打って、7月下旬にブラックミュージックが流れるカフェ&バー「SUPER GOOD(スーパー・グッド)」(仙台市青葉区錦町)を開いた。妻の保奈美さんと二人三脚で経営する。
 店には米国メーカーが開発し、既に生産が終了している1975年製のジュークボックスを設置した。福井県の電気技師から譲り受けたものだ。1曲50円で来店客が自由にかけることができる。
 JBの音楽との出合いは、ディスコブームに沸いていた高校生の頃。兄のバンド仲間からもらったカセットテープに、名曲「セックス・マシーン」が入っていた。
 泥臭いシャウトに、強烈なリズム。衝撃だった。レコードを買いあさり、来日公演を中心に国内外のライブ会場へ足を運んだ。「情熱を持って追い掛けているファンが世界中にいました。ミスターは、人の人生まで変える力を持ったスーパースターだったのです」
 20年ほど前には、レコード購入日記などをつづったホームページを開設。レコード会社の目に留まり、これまでに多数の国内盤CDやDVDの解説も手掛けてきた。
 「今のダンスミュージックのルーツの一つに、ミスターの音楽がある。この店が、ダンス好きの若い人たちがミスターを知る場にもなってほしい」。店では、保奈美さんがJBをイメージして考案した3種のオリジナルカクテルが味わえる。グラスを片手に、来店客とのファントークが止まらない。(智)

[さとう・きよし]62年仙台市生まれ。高崎経済大卒。クラブDJとしても活動。青葉区在住。スーパー・グッドの営業時間は午後3時~午前0時。日曜は午後10時まで。水曜定休。連絡先は070(6615)8196。