仙台市青葉区のボランティア団体「結糸乃会(ゆいのかい)」が、祖父母世代を対象に孫を世話するヒントを盛り込んだ冊子「へとへとでもやっぱり楽しい孫育て」を作った。共働き家庭の育児を手伝う祖父母が増えており、昔と今の子育て観の違いを紹介して世代間の橋渡しを狙う。
 小冊子はB5判、カラー32ページ。中高年へのアンケートやインタビューを実施し、約200人の育児や孫育ての体験談を収集。メンバー約10人が3月ごろから編集作業を進め、4章構成の冊子が11月に完成した。
 昔と今の子育ての違いをテーマにした章では「離乳食」「抱き癖」など14項目を取り上げた。「虫歯予防」では、昔は「赤ちゃんには大人がかみ砕いたものを与えたりした」が、今は「かみ砕きだけでなく、スプーンやはしを共用することでも虫歯菌に感染することがある」と注意を促す。
 祖父母世代の本音も収録。「息子家族が毎週末やってきて、夕食まで食べていくので負担だ」「孫かわいさから、おもちゃなどを買ってあげるが、人生100年時代に、いつまでできるか心配になる」などの戸惑いの声も掲載した。
 代表の小林よしみさん(67)は「子育てを巡る環境や考え方が昔と今で変わってきている。子育て世代にも読んでもらい、みんなで考えるきっかけにしてほしい」と話す。
 冊子は800部作製し、無料配布する。8日午前10時から青葉区の柏木市民センターであるイベント「お話と音楽会」で配るほか、市市民活動サポートセンターなどにも置く。連絡先は結糸乃会メールアドレスmagomago_silver@yahoo.ne.jp