福島県は5日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に伴う福島県内の避難者が11月30日現在で1万54人だったと公表した。復興庁は同30日、初めて1万人を割り込む9825人(11月12日現在)と公表していたが、地元自治体の集計に誤りがあり、実際は1万人を超えていた。
 避難先は借り上げ住宅が6404人で最も多い。次いで親戚・知人宅などが2451人、仮設住宅が999人など。福島県外に身を寄せる県外避難者は3万3147人(11月12日現在)で、福島県の避難者全体は4万3214人に上る。
 復興庁は県の集計を基に避難者を公表しているが、11月30日の公表後、広野町と川俣町で、仮設住宅退去後に親族や知人宅などに身を寄せている住民を避難者に含めていなかったことが判明したという。
 県災害対策課の担当者は「2町の担当職員が多忙で、ミスに気付くのが遅れたようだ。今後は正しい数字を反映できるよう、市町村に求めていく」と話した。
 復興庁が11月30日に公表した県別避難者数のうち、岩手は4440人、宮城は2602人だった。