パプリカのピクルスを新名物に育てようと、岩手県花巻市の五つの温泉旅館が農家や食品加工業者と連携して新商品「まるごとパプリカ」を開発した。大きなパプリカをそのままの形で酢漬けにし、各旅館で販売している。
 地元農家照井健二さん(36)が生産するパプリカを、市内の食品製造販売「ハコショウ食品工業」が加工した。社長の箱崎陽介さん(41)は「花巻産ワインにも合うよう甘めの味に仕上げた」と話す。
 現在はパプリカの出荷が終わっているため、試験的に200個を製造。購入者アンケートを参考に商品の完成度を高め、2019年夏の本格販売を目指す。
 「志戸平温泉ホテル志戸平」の取締役久保田龍介さん(39)は「ピクルスで花巻の新たな魅力を発信したい」と意気込む。
 1個972円。ホテル志戸平のほか「鉛温泉藤三旅館」「新鉛温泉愛隣館」「台温泉松田屋旅館」「山の神温泉優香苑(えん)」で取り扱っている。