化粧品大手コーセー(東京)が、基礎化粧品ブランド「雪肌精(せっきせい)」を通じた東北の森林保全活動の支援に乗り出した。2018年12月1日から19年1月末まで全国の量販店などでキャンペーンを展開。対象商品の売り上げの一部を、植樹活動に取り組む気仙沼市のNPO法人「森は海の恋人」に寄付する。

 キャンペーンは期間中に客が雪肌精シリーズの対象商品を購入すると、容器の底面積分(化粧水レギュラーサイズで20平方センチ)の合計に相当する面積の植樹費用が寄付される仕組み。

 支援先のNPOは1989年から、気仙沼湾に注ぐ大川上流の一関市室根町の山に広葉樹を植え、海を豊かにする「森は海の恋人」運動に取り組んでいる。

 NPOの畠山重篤理事長は「森が豊かだからこそ東日本大震災の被害からも素早く立ち直れた。企業からの支援はありがたい」と感謝する。

 コーセーは09年、沖縄県で海の環境保全活動に取り組む「セーブザブルー」プロジェクトを開始。毎年7~8月にキャンペーンを実施し、売り上げの一部をサンゴの育成活動などに寄付してきた。

 沖縄では10年間で計約1万6000本、広さ約1ヘクタールのサンゴを植えた。プロジェクトが10年目を迎えたのを機に、東北の森林保全活動にも支援を広げることに決めた。同社は20年以降も、東北での支援活動を継続する方針。鎌田昌人コンシューマーブランド事業部長は「従業員や取引先の企業を巻き込み、長く続く支援活動に育てたい」と語った。