医学部入試の合否判定が文部科学省から不適切と指摘された岩手医科大は9日、2018年度の一般入試と編入試験で合格水準に達しながら不合格とされた8人を追加合格とする方針を明らかにした。本人の意向を確認の上、今年4月の入学を認める。
 岩手医科大は昨年12月に医学部以外の教授や弁護士でつくる調査委員会を設置。不合格者の救済や入試の改善策をまとめた。
 一般入試では、面接を含む総合評価で不合格とされた7人を追加合格とする。7人より評価が低かったにもかかわらず補欠合格した受験生1人と比べて「明確に不合格と判断する要素が乏しい」と結論付けた。
 定員の半数前後を岩手医科大の歯学部出身者枠としていた編入試験では、合格した同大歯学部出身者を総合評価で上回っていた1人の追加合格を認めた。募集要項に優遇措置に関する記述がなく「公平な選抜とは言えない」と判断した。
 性別や年齢による恣意(しい)的判定はなかったとしており、19年度以降の入試は成績順に合格者を選抜する。
 19年度一般入試の募集定員は90人を維持し、追加合格分は定員超過を認めた文科省の臨時措置を活用する。編入試験は、追加合格者が入学する場合、定員を1人減らして6人とする。