少年の非行防止活動に取り組む大学生ボランティア団体「ポラリス宮城」のメンバー15人が昨年末、仙台市内の児童養護施設2カ所を訪れ、かるた大会を開いた。防犯やいじめ防止を題材に大学生が作った「健全育成かるた」を使い、楽しみながら自分の身を守る大切さに理解を深めた。

 かるたは2011年、当時のポラリスのメンバーが作製した。「フィルタリング きみのけいたい あんぜんに」「いじめても いじめられても ふかいきず」などの啓発文が読み札。毎年、児童養護施設の訪問時にかるたを使った活動を実施している。
 宮城野区の児童養護施設ラ・サール・ホームで開催した大会には、高校生までの約25人が参加。大学生を含めた3人1チームで競い、真剣な表情で絵札を取り合った。
 高校2年の女子(16)は「手作りかるたは絵札がカラフルできれいだった。大学生が親しみやすく、楽しく遊べた。読み札の意味も考えていきたい」と感想を話した。
 ポラリスのメンバーで石巻専修大4年の佐藤ゆりかさん(22)=石巻市=は「笑顔で接すると子どもたちも元気になり、うれしかった。活動を通じ、頼られる存在になりたい」と語った。
 大塚涼子園長(64)は「普段接することが少ない大学生との交流は貴重な機会だ。子どもにとって身近な目標になるだろう」と期待した。
 メンバーは太白区の仙台天使園でもかるた大会を開いた。両会場とも大会後には、非行防止の合言葉「まけないよ」をテーマにした歌に合わせて子どもたちと踊った。