サーバー管理などを手掛けるエスツー(秋田市)が、テレビやパソコンのゲームの腕前を競い合う「eスポーツ」の振興を図る団体設立の準備を進めている。ゲーム大会の開催を通じた交流人口の拡大やプロゲーマーの育成に取り組んでいく考えだ。
 eスポーツは「エレクトロニック・スポーツ」の略語。電子機器を用いて行うゲームの対戦をスポーツと捉える。2018年にインドネシアで開かれたアジア大会では日本チームが優勝するなど、国内でも関心や人気が高まってきている。
 エスツーは今月7日、社内に「秋田県eスポーツ連合設立準備室」を新設した。全国組織である一般社団法人日本eスポーツ連合(東京)の地域支部としての認定を申請し、2月までの正式な設立を目指す。
 同社によると、秋田県内の高校ではeスポーツを楽しむ部活動も誕生しているという。秋田の支部設立で普及に向けた足場を固めつつ、県内での技術指導やゲーム大会の開催に力を入れ、人気の底上げを図る。
 同社営業企画部の緒方無双さん(50)は「大きな大会が開ければ国内外から人を呼ぶきっかけにもなる。ゲームが持つ可能性を探っていきたい」と話す。
 eスポーツは19年、茨城県で行われる第74回国民体育大会と第19回全国障害者スポーツ大会で、初めて文化プログラムの正式種目となる。秋田からは20年の鹿児島大会への選手派遣を目指す。
 日本eスポーツ連合によると18年12月現在、全国に11の地域支部がある。東北では山形が既に認定を受けている。