秋田市の陸上自衛隊新屋演習場が配備候補地となっている迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」に関し、穂積志市長は11日の定例記者会見で、昨年10月末から防衛省が行っている現地調査の結果を市が独自に検証するまでは「来年になったとしても配備の手続きを強行すべきでない」とくぎを刺した。
 同省はこれまでに、調査結果にかかわらず、2019年度は造成工事に入らないと表明している。
 穂積市長は「検証で疑問が出てくればその都度説明を求める。地元の理解を尊重するという確実な担保を示すべきだ」との考えを示した。
 穂積市長は検証のポイントとして、(1)レーダーが発する電波の市民生活への影響(2)テロなどに対する警備体制-の2点を挙げ、「中立で誤解を招かないような専門家を招き、市民に判断材料を提供したい」などと話した。
 防衛省は本年度内に現地調査結果を地元に説明する予定。秋田県と秋田市は3月までに配備手続きを強行しないよう同省に申し入れる。