東日本大震災の津波被害を受け、2017年3月に閉校した仙台市若林区の旧東六郷小周辺で26日、震災の犠牲者を弔う「鎮魂の花火」が打ち上げられた。六郷東部地区の旧住民ら約200人が集い、故人や在りし日の景色に思いをめぐらせた。

 同地区の住民らでつくる「わたしのふるさとプロジェクト」の主催で今年で4回目。プロジェクト代表の大内文春さん(45)が流失を免れた同校の鐘を8回鳴らすと、集まった人々は大小200発を超える花火を静かに見上げた。

 東六郷コミュニティ・センターでは、地区の復興に向かう道のりを記録した映像なども披露された。

 震災当時、同校教員だった宮城野区の吉長牧子さん(62)は「花火は地域の人や教え子たちと会える機会。みんな元気そうで何よりだった。亡くなった方にも見えているかなと思いながら見た」と話した。