青森県と北海道の自治体や商工団体などでつくる「青函共用走行区間高速走行早期実現協議会」の会合が4日、青森市であった。国やJRに対し、北海道新幹線の貨物列車との共用区間(約82キロ)の時速200キロ以上での高速化の早期実現を改めて求めた。
 会合には国土交通省やJRの担当者も出席。国側は3月16日のダイヤ改正で、新幹線の全列車が現行の140キロから160キロへ引き上げられることを報告。2020年度の特定時期に貨物列車を止めて、下り線で210キロで走行させる方針も示した。
 沿線自治体などからは「160キロ走行は一歩前進だが、さらなる高速化へスケジュールを示してほしい」「昨年実施できなかった200キロ以上での走行試験を早くやってほしい」といった要望が出た。
 国側は、210キロ走行の上り線への拡大や、さらなる速度向上を目指して検討するとし、走行試験について「関係機関と調整し確実に実施する」と答えた。
 青森県の青山祐治副知事は取材に「200キロ以上の走行実現への強い気持ちが国やJRに伝わった。今後も働き掛けていく」と話した。