◎1月1日~31日

8日  東京電力は1~3号機の原子炉を冷やす注水系統を多重化するため、これまで汚染水をためていた2号機復水貯蔵タンク(CST)の役割を、注水の水源に変更した。通常時の注水の水源は、3号機CSTとの2基になった。
 2号機の原子炉注水が1分間にわたって停止した。2号機CSTの注水系統への追加作業中、ポンプ2台が圧力上昇を検知して自動停止した。
9日  3、4号機共通排気筒の点検用足場が落下しているのが見つかった。長さ1.8メートル、重さ22キロの鉄板で、高さ約76メートルの位置から外れたとみられる。構内4カ所の排気筒の半径33メートルで立ち入りを規制した。
15日  くみ上げた地下水を保管する「H3東」タンクエリアで、2重のせきの外側に約100平方メートルの水たまりが見つかった。14日、内せきと外せきの間に排水し、タンクの水張り点検に使ったろ過水が染み出ていた。外せきは土のうに防水シートなどを施して作られているが、漏えい箇所は特定されていない。
17日  東電は1、2号機共通排気筒の解体に向けて開発中の装置に複数の改良を施す方針を明らかにした。模型を使った訓練の結果、装置の揺れを抑える対策などが必要と判断した。31日には、解体開始を3月から5月に延期すると発表した。
21日  敷地内で車両に放射性物質が付着していないかどうかを調べる作業をしていた協力企業の40代男性作業員が倒れ、搬送先の病院で死亡が確認された。東電は死因を公表せず、「作業由来とは考えていない」と説明した。
23日  4号機CSTから原発事故前に原子炉を通った水約300トンが漏れたと公表した。10日に近くのダクトに水たまりが見つかり、CSTの水位の記録を調べたところ、16年11月から約2年かけて水が減っていた。東電は「1日当たりの減少量がわずかなので気付かなかった」と釈明した。
31日  3号機の使用済み核燃料取り出し機器の総点検で見つかった不具合14件の対策が完了したと発表した。3月の核燃料7体の試験的な取り出しに向け、作業訓練を本格化させる。
 2号機の使用済み核燃料取り出しに先立ち実施中の原子炉建屋最上階の線量測定の途中経過を公表した。空間線量の最大値は毎時148ミリシーベルトで、12年の調査の6分の1程度に下がっていたものの、依然として人が立ち入れる環境にはない。