5日午後10時15分ごろ、福島県郡山市昭和1丁目、無職白井武志さん(62)方から出火していると、家族から119番があった。木造一部2階の住宅が全焼し、焼け跡から4人の遺体が見つかった。武志さんら一家4人と連絡が取れておらず、郡山署が身元などを調べている。
 同署などによると、一家は武志さんと50代の妻、90代の母、母の弟の4人暮らし。火災は2時間後に鎮火した。
 郡山地方消防本部によると、3人の遺体が1階居間で、1人の遺体が2階で見つかった。2階は一部が抜け落ちていた。119番は女性とみられる家族からで「1階の部屋が燃えている」との通報だった。
 郡山署は6日午前10時ごろから実況見分を行い、出火原因を調べている。
 隣に住む無職女性(89)は「気が付いたら家が真っ赤に燃え上がっていた。恐怖で脚がすくんだ」と声を震わせた。武志さんの母とは茶飲み友達で「4人が亡くなったのならショックだ」とうなだれた。
 近所の住民によると、武志さんは元郡山市職員。一緒に町内会の副会長を務めた経験がある菅野正男さん(73)は「面倒見がよく、町内会の仕事も積極的にやっていた。明るく雰囲気のいい家族」と話した。
 現場はJR郡山駅から南に約1キロの住宅街。